ドアを開けたら女性がふたり。
『えっ?お二人ですか?^^;』
『あ、いえ… していただくのは娘です。
私は近くの喫茶店で待ってますので…』
とっても低姿勢で自信なげなお母さんは
言葉少なくそれだけ言って踵を返して行きました。
どうやら、とっても遠くから
電車とバスを乗り継いでお越しくださった様子。
お母さんの必死な思いと反比例するように
大きくシラけたムードの20代前半とおぼしきお嬢さんが部屋に残りました。
『母がどうしても…って言うんで来ました』
って、あからさまにシラけてる…。
イヤイヤ連れて来られましたモード全開です(笑)
わたしのセッションには
これは超レアなシュチュエーションです(≧∇≦)
一通りの説明も、どこ吹く風で聞いたあと
ハイハイという感じで仕方なくベッドに横たわりました。
ほどなく…もれ聞こえる寝息に
わたしはどこか一安心…。
火を消し、しばらくまどろんだあと
彼女のお顔のタオルをはずして驚きました!
アレ?顔が違う…⁉︎
そのあとが
さらに驚きで
わたし、普段から
むやみに人に触れる派ではないので
自分からこんな事を言うことはまずないのですが
本当に珍しく…
でも…そうせずにはいられなかったので
『ハグしても大丈夫?』って聞いてみたのです。
すると…
彼女の方から歩み寄ってくれてそぉーっとハグ。
えっ?今度は彼女が離れない…^_^;
そのまましばらくのハグのあと
彼女の顔を見たら、目を真っ赤にして大粒の涙を流してるのです。
そして、その時
彼女の口から出た言葉は…
『お母さんに受けさせてあげたかった…』
でした。
なんてこと…
と
感動したのはわたしの方です。
イヤーコーニングが
こんな形で少しでもお役に立てたなら嬉しいな。
お母さんにも…彼女にも…。
なんとも
冥利につきる夕暮れです。
2016/9/4 近藤真澄facebookより
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